2015年10月20日火曜日

住宅購入の流れについて

住宅購入の流れとスケジュール

住宅購入の流れについて

 

​「しっぽのある家族」との快適な家づくり…具体的に何から始めれば良いのだろう?

いざ、家づくりをスタートさせると、期待が膨らむ反面、多くの事柄が関連してきて頭を悩まされます。

大まかな流れと段取りを把握して、夢のマイホームを具体化していきましょう♪

 

 

STEP 1

 

①イメージづくり

どのような家を建てたいのか、一番重要で一番楽しい問題です。

家族全員のライフスタイルを考えて、しっぽのある家族は定位置を好むワンコなのか、それとも高い場所から外を眺めるのが好きなニャンコなのか…。

譲れない条件や想定した予算からのイメージづくりなどから考えていっても良いと思います。

「大型犬のお散歩に出入りしやすいポーチ」や「天井に梁状のキャットウウォーク」など希望を書き出しておきましょう。

 

②土地探し

次は土地探しです。

先ずは住みたい地域に予算や条件に合う物件があるのか把握する事が重要です。

ポイントは期限を決めて探す事、希望条件に優先順位をつけて譲れる条件は妥協して探す事です。始めから条件を絞りすぎない方が、希望に近いものが見つかりやすいかもしれません。

 

③資金計画

現在の貯蓄額をしっかりと把握し、自己資金(頭金)をいくら用意できるのか、無理なく毎月返済できる金額はいくらなのか、また現在の年齢とローンの返済期間などを考慮して借入可能な金額を算出します。「土地代+建物代」となる予算のメドをたてましょう。

余裕ある資金計画を立てる事がポイントです。引っ越しや挨拶回りなどの費用も忘れずに。

 

 

STEP 2

 

④施工会社探し

施工会社には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所(建築家)などがあります。

それぞれの特徴をふまえつつ、自分のイメージする家を建ててくれるのはどこなのかを検討しましょう。

できれば土地探しと同時並行しながら施工会社を見つけて、具体的なイメージを伝えておくと、家づくりがスムーズに進みます。事前に施工会社に相談して一緒に土地を見てもらう事で、建築の視点をプラスした土地選びが可能になる事もあります。

 

施工会社の特徴

 【ハウスメーカー】

大手ならではの安心感と安定した品質

 

 【工務店】

地域密着型で細かな要望にも、気軽に対応

 

 【設計事務所(建築家)】

施主の希望を踏まえた、個性的なデザイン

 

⑤敷地・地盤調査

希望の土地にイメージした家が建てられるかどうかの敷地調査と地盤調査を行います。敷地調査とは「その土地にどのような家が建てられるか」を調査するもので、土地の条件、方位、大きさ、形状、高低差、道路の位置、周りの建物や樹木の把握、電気・ガス・上下水道、各種法的制限の把握をするものです。地盤調査とは、建築する際に必要な地盤の性質を持っているかなどを調査する事で、結果次第では地盤改良などの追加工事が発生する事もあります。

 

 

STEP 3

 

⑥土地の購入・契約

購入したい土地が決まったら、契約前に不動産会社(宅地建物取引主任者)から「重要事項の説明」を受けます。

調べた情報と異なる説明はないか、その他に気になる事はないかなど、きちんと確認しましょう。

         ↓  

問題がなければいよいよ契約です。

         ↓

手付金を支払います(手付金は土地代金の10%ほどが多いです)。

         ↓

残金支払いのお金の用意(自己資金やつなぎ融資・住宅ローン利用等)。

         ↓

手付金以外の残りの支払い(残金決済)。

 

と言った流れになります。

 

手付金以外にも、契約時には「仲介手数料」「契約印紙代」などの諸経費も別途必要となる場合があります事や、残金決済時には「登記費用」「契約時に支払った残の仲介手数料」などが別途かかりますので、事前に確認しておきましょう。

 

⑦建物のプラニンニング・設計

ここでは、STEP1でイメージした建てたい家を具体的に決めていきます。

夢のマイホームでどんな暮らしをしたいのか、再度家族でよく話し合いましょう。

 

そして、イメージをそれぞれに優先順位をつけたうえで施工会社に相談し、設計や建物のプランニングをしてもらいましょう。

 

⑧建築請負契約・建築確認申請

 【建築請負契約】

事前に「工事請負契約書」「工事請負契約締結書」「見積書」「設計図書」などの書類の写しをもらい確認します。

※分からないところや疑問は事前に問い合わせて確認しておきましょう。

         ↓

 【建築確認申請】

建物プランが法令等に適合しているか、建築確認申請をして(通常は契約した施工会社が行います)確認審査を受けます。

 

建築確認済証の交付を受けなければ建築工事に着工する事ができません。また法律に不適合な建築物が建築されるのを防ぐ役割もあります。

 

 

STEP 4

 

⑨住宅ローンについて

すでに出来上がっている住宅を購入する場合と、土地を購入してから住宅を建てる場合では資金繰りが異なります。

ここでは土地を購入し、注文住宅で建物を建てた場合の住宅ローンについてのご案内です。

 

住宅ローンが実行されるのは一般的に建物の引渡し時えすので、注文住宅の場合、土地の支払いが先になり、土地と建物を一緒にローンを組む手続きが出来ないケースがあったりします。そのような場合は住宅ローン実行までの間つなぎで借入する「つなぎ融資」が利用できるかがポイントになります。

また「つなぎ融資」にも借入時の諸費用や利息がかかり、その利息は一般的に住宅ローンよりも高めなので注意したいところです。

金融機関には申し込む前に必ず「期日までに振り込んでもらえるか」も確認しておきたいところです。

 

土地と建物プランが確定したら、具体的に必要な借入金額を決めます。

         ↓

土地の支払いが先行する場合のローン計画を考えます。

         ↓

つなぎ融資を利用する場合、住宅ローンの検討段階で「つなぎ融資」が利用できるか金融機関に確認します。

※住宅ローンは金利タイプを含め、ライフプランに合わせ無理なく返済できるよう計画し、それに見合ったプランを選択します。

住宅ローンの選択に迷う場合は施工会社等に相談してみましょう。

         ↓

住宅ローン申し込みの際、各支払期限までに入金できるか金融機関に確認します。

 

⑩施工【 着工→上棟→竣工 】

地鎮祭や上棟式を行うか確認します。

         ↓

工事中の迷惑も含め、近隣へ挨拶などをしておきます。

         ↓

施工現場に足を運んで建築工程を見学しておきましょう。

 

夢のマイホーム完成までもう一歩です。積極的に施工現場に足を運んでみるのもお勧めです。建てる側と造る側、お互いの顔がよく見えることで、より満足できる家づくりができることでしょう。

 

 

STEP 5

 

⑪引越しと入居・ローンの返済開始

工事が終わって引渡しの前に、完成立ち合いと呼ばれる施工会社の担当者や工事管理者等と一緒に建物をチェックします。

床や壁などに汚れやキズがないか、建具がスムーズに動くかなどをしっかり確認しましょう。もし不具合があれば、それをいつ修理するのかを明確にしておきましょう。

「言った、言わない」を避ける為にも、きちんと書面で確認しておきましょう。

 

それとは別に、建築基準法に基づいて特定行政庁または第三者機関による「完了検査」もあり、こちらを無事に通過すれば、ほぼすべての手続きは完了です。

不具合などの修理を終えて、いよいよ引渡しです。家の鍵や保証書などを受け取り、夢のマイホームでの新生活のスタートです!

 

ローン返済については、繰り上げ返済やメンテナンス費用の積み立てなど、今後の返済計画についても改めて考えていきましょう。

 

完成立ち合いで完成した建物をチェックする

         ↓

第三者期間による完了検査を行う

         ↓

「完成立ち合い」「完了検査」でチェックした不具合の修繕(修繕個所は事前に書面で確認しておきましょう)

         ↓

引渡し

         ↓

アフターメンテナンスの内容を確認しましょう

      

⑫その後

これから暮らしていくうちに、何か不具合が発生することもあるかもしれません。

「定期点検はいつなのか」「無料補償期間はいつまでか」などアフターメンテナンスについても確認しておく事が大切です。

 

長く快適に住み続ける為には、日ごろのメンテナンスや点検が大切です。問題が生じたら早めの対応を心がけましょう。

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿